質問です。
あなたの事を応援してくれる人は何人いますか?
結論から言うと、思い浮かんだ人数(ファン)が多ければ多いほどあなたの活動はうまく行きます。
ファンは
あなたが欲しい言葉をくれて
あなたのお願いを聞いてくれて
あなたの成功と成長を喜んでくれて
あなたを支えてくれます。
思い浮かばなかった方も安心してください。
この記事では、主に新人Vtuber向けに認知0からファンを獲得するための私自身の経験や考察をまとめました。

筆者について
内容に入る前に私のアカウントについて説明します。
2024年1月に「推しの力になれる拡散力や影響力を持ちたい」と思い立ち、とある一人の個人Vtuberの1リスナーとしてXアカウントを開設しました。
最初は私を知ってくれているであろう推しのリスナーさんからフォローをしてもらったりしながら試行錯誤し、今では
・フォロワー数6000人
・おはようのポストに約30~50件のリプライ
・300~400のいいねを頂いてます。
また、Xから当ブログへのアクセスも月間3000~5000頂いています。
この結果は客観的に見ても多く反応を頂いてると自覚してます。
私より反応をもらってる方は、ここから先の内容はあまり参考にならないかもしれません。
また、Xの数字のみがファンを示す指標だとも思っておりません。
しかし、ただの一般人ながらSNS運用を初めて行い、ネットから集めた情報を整理し伸びてるアカウントを分析してトレースした結果、ここまで伸ばせたという自信はあります。
私はプロでも何でもないので、この記事は完全無料です。
片手間に見てもらって何か参考にしてもらえれば嬉しいです。
※この記事では一般的なファン獲得について解説しますが、例えを統一するため
筆者がリスナー
対象が個人規模のVtuber
使用SNSをX
として書いていきます。
ファン獲得に役立つ心理効果
ファンを得る上で知っておくと有利だと感じる心理効果を簡単に紹介します。
このあとの解説でも出てくるのでぜひ目を通してみてください。
返報性の原理
人から親切にしてもらったり、恩を感じたりすると「お返ししなきゃ」と感じることを返報性の原理と呼びます。
マーケティングやビジネスでも用いられる心理効果ですが、SNSやコミュニケーションでも非常に有効です。
ファンを獲得する上で自分に興味を持ってもらいたいなら、まず自分から相手に興味を持ちましょう。
もらうより前に与える事は、回りまわって多くのものが返ってくるという原理です。
権威性の原理
権威性の原理とは、人が権威ある人物や組織からの意見や情報を素直に受け入れ、従う傾向がある心理現象です。
この原理は非常に強力でビジネスやマーケティングでも多く用いられます。
悪用厳禁な心理効果ですが、数字などを伸ばすことで一定の権威性を得ることができます。
ザイオンス効果
人や物に何度も繰り返し接することで、好感度や評価が高まる効果をザイオンス効果といいます。(単純接触効果)
この効果は人や物以外にも画像、音楽、味、香りなど五感に訴えかけるものに対しても起こります。
関心や興味がなかったことでも、何度もその情報に触れることで親近感を持つようになり好感度が高まるというケースもあります。
写真に映った自分の顔に違和感を感じ、普段目にする鏡に映る自分を見ると安心するのもこのザイオンス効果の影響です。
※最初に得た情報がネガティブなものだった場合、繰り返し接触をすることで負の感情が強まり、避けられてしまうこともあります。
アンダードッグ効果
勝負事などにおいて不利な方を応援したくなる、弱い立場にあるものを守りたくなったり、状況に抗おうと頑張る姿に心を動かされたりする心理効果をアンダードッグ効果と言います。
弱みを見せることで心を動かされる人はいます。圧倒的不利な状態から大衆の支持を得てバズなどで大逆転を引き起こすのはこのアンダードッグ効果の影響が大きいです。
同情から「応援したい」という気持ちになりファンとなるケースも多く見受けられます。
ファンが多い人の特徴
先日リスナーさんからの募集企画で「推しの好きなところを紹介する」という記事を9記事制作しました。

こちらの記事を書いて感じたことや、普段目にしているファンが多い人の特徴をまとめてみました。
ファン(リスナー)を大切にしている
「そんなの当たり前だろ」と思われるかもしれませんが、定義は人それぞれです。
活動の規模にもよりますが、ファンをファンの一人として見るのではなく1個人として接している人が多い印象を受けました。
相手の事を理解し、名前を呼び、その人だけの話題があったり、一人ひとり向き合って交流されているのを感じました。
共有や拡散をしてくれたリスナーにお礼を言ったり、返報性の原理を活用してファンとのコミュニケーションを意識すると良い関係が築けるでしょう。
夢や目標が明確
目指す場所がハッキリしている人はファンが多いです。
夢や目標に向かって試行錯誤し、挑戦する姿は応援したくなりますね。
今はまだ目標が定かではなくても、「中間目標」を設けてみるのもいいかもしれませんね。
ギャップ(意外性)がある
見た目が可愛いのに酒カスだったり、喋り声はおっとりしているのに歌うとかっこよくなったり、清楚だと思っていたら手を叩いてゲラ笑いしたり、ギャップがある人にファンは多いです。
ギャップは良くも悪くも印象を強く与えることが出来るので、刺さる人には一瞬でファン化させることができます。
独自性がある
他にはない独特な世界観やスキルがある人は、ポジションが取りやすくファンがつきやすいです。
自分では当たり前だと思っていたスキルや知識が、人によっては憧れになり得ます。
得意なことは前面に出してアピールしていくのもいいかもしれません。
隙がある
ツッコミどころや愛嬌のある人はファンが多いです。
いわゆる愛されキャラで、つい構いたくなり、応援したくなるのでしょう。
自身の失敗談などを隠さずに話すことで親近感と共感を呼び(アンダードッグ効果)それが多くの人を惹きつけることに繋がるかもしれません。
以上 私が感じるファンが多い人の特徴をまとめました。
ここからは認知0からファンを獲得するまで私が行ってきたことを解説していきます。


この画像はXのフォロワーさんに対して行ったアンケートです。
2024年の12月と2025年の5月に行いました。
簡易的なアンケートですが、上から認知、相互関係、友好関係、好意(ファン)として捉えることが出来ます。
12月では155票 友好以上と回答した人が約71名だったのが、5月では333票 友好以上と回答した人が約109名という結果でした。
以下の内容では、このアンケートで例えたときの総投票数の増加、認知から好意までの格上げを意識して解説していきます。
アカウント設計
最初に意識するべきなのがアカウント設計です。
あなたが何者で
どんな活動をしたくて
誰にどんな価値を提供したいか
具体的に考える必要があります。
すでに活動をされている方も改めて確認してみてください。
特に誰にどんな価値を提供したいか はファンを獲得する上で特に重要です。
自分のやりたい事だけをやる自分本位の活動内容ではファンは得づらいです。
とは言っても、ここは考え方ひとつでいくらでも価値提供に変換できます。
例えば「レトロゲーム配信者」の場合
×レトロゲームが好きだから配信する
〇レトロゲームの良さを、知らない世代に広める為に配信する
このように活動を見直すだけで、レトロゲームを良さを広めたいという目的と、誰に の部分も明確になります。
誰に どんな価値を を明確にすることで自身がアプローチするターゲットが決まり、サムネイル作成などにも反映できるはずです。
設計が決まったら、XのプロフィールやYouTubeのチャンネル概要欄などに明記しましょう。
より多くの情報を載せたいときは、lit.linkなどのサービスを使うと表現の幅が広がります。
lit.linkについてこちらの記事で参考例とともに紹介していますので、興味のある方は確認してください。
認知をとる
ファンを獲得する以前に、まず自分を知ってもらわない事には始まりません。
先に説明したアカウント設計とプロフィール作りを行い、見つけてもらう事ができればあなたに興味を抱く人がいるはずです。
では見つけてもらうにはどんな工夫が必要か、今から解説していきます。
#ハッシュタグを利用してFF外から見つけてもらう
フォロワーが少ない状態でポストしても誰にも届きません。
Vtuberであれば
#〇月のVtuberフォロー祭り
#おはようVtuber
などのタグを利用してFF外から見つけてもらいましょう。
自分と同じ属性のアカウントやターゲットに対してエンゲージメントを行い、存在をアピールする
同じ個人規模のVtuberやV関連のアカウント、自分の発信を届けたいターゲットに対してフォローやいいねなどのエンゲージメントを行いましょう。
これはXのアルゴリズム攻略でもあり、最初は交流する界隈を絞ることで、アカウントがその界隈で拡散されやすくなります(おすすめに載りやすくなる)
誰と繋がってるか、誰と交流しているかでXが所属グループを振り分けている為です。
同じVtuber同士でも、自分と活動内容が似てる人から繋がっていき、徐々に範囲を広げていくことを意識すると効率が上がります。
Xのポストやアカウントの伸ばし方などを別の記事でまとめてますので、そちらも参考にしてください。
クラスター内で影響力のあるアカウントに積極的に絡みに行く
フォロワー数が多かったり、いいねなどの数が多い、平均インプレッション数が高い人(その界隈におけるインフルエンサー)に対して積極的に交流することで、クラスター内での認知が上がります。
自分の所属するクラスター内で影響力のある人は自然とおすすめに表示されるので、最初のうちはその影響力を利用しましょう。
リプ交流するだけでも目立ちますが、気に入られてRPや引用RPなどされるとクラスター内で一気に認知されるチャンスです。
拡散してくれるアカウントをフォローする
Vリスナー界隈では、Vtuberというだけで積極的に拡散してくれるリスナー層が一定数います。
彼らをフォローし、良好な関係を築くことであなたの認知はクラスター内で広がっていきます。
当サイトでは拡散系リスナーの紹介記事も投稿しています。よかったら下の記事からフォローしてみてくださいね!
企画をする
フォロワー向けや新規開拓狙いの企画は拡散されるため、認知を広げるきっかけになります。
趣向を凝らした企画であればあるほどより効果が見込めますが、「いいねをくれた人の名前を直筆で書きます!」という誰でも再現できる企画でも効果があります。
対象範囲をできるだけ広げ、参加条件をゆるくした上で価値のあるものを提供することを意識すると企画は伸びやすくなります。
伸びれば負担は増えますが、やりきることで認知されることに加え信頼も得ることができます。
参考までに私が過去に行ってきた企画のポストを掲載します。
1枚目が既存フォロワー向けの企画
2枚目が既存フォロワーと新規開拓向けの企画です。
認知→ファン(好意)になる為には
ある程度認知されるようになったら、周囲との交流もしっかり行いつつ自分自身の発信や活動も意識しましょう。
知ってる人 → 気になる人 → 応援したくなる人 になれるようにしていきましょう。
ここではどんな発信をすれば興味を持ってもらいやすいか解説します。
おはようVtuberなどの挨拶系ポスト
たまに「やる必要ない」という方もいますが私はやらない手はないと考えています。
ファンを作るためには交流が基本なので、一番交流しやすいおはVはファン獲得には必須です。
続けることでザイオンス効果(単純接触効果)も見込めます。
・画像付きなら何パターンか作成しレパートリーを増やす
・毎日決まった時間に投稿
・本文の中に質問を入れるなどしてリプされやすい文章を作る
↑を意識しましょう。
おはようVtuberなどの挨拶系ポストは続けることで、いいねやリプ等のエンゲージメントをくれるフォロワーの日常に溶け込めます。
あなたにいいねやリプを送るのが日課になるというのは、ある程度好意がなければあり得ません。
毎日続けるのは大変ですぐに効果も表れないこともありますが、反応が多かった、少なかったポストを分析していきましょう。
告知、進捗報告など活動に関するポスト
告知や週の配信予定など活動に関するポストは必ずしましょう。
動画制作やサムネイル作りの進捗を報告したり、「どっちのサムネのほうがいいかな?」などフォロワーと一緒にコンテンツを作るような投稿をすると、一緒に参加してる感が出て興味を抱いてもらいやすいです。
また、「〇〇再生まであと100!」や「登録者〇〇人まであと少し!」など目標に対する数字があると反応をもらいやすいです。
ポストするネタに困ったら、アナリティクスを見てポストする内容を考えるのもいいかもしれませんね。
好きなものを語る(推し語り)
好きな作品や推しに対する「好き」を発信することで、同じ作品が好きな人から支持を得られる可能性があります。
人は共感することで好意を抱きます。あなたが好きな作品への愛を投稿することで新たなファンが得られるかもしれません。
失敗をネタにする
自分の失敗などを発信する事でも共感を得ることができます。
先に説明したアンダードッグ効果も見込め、「この人可哀そう、応援したい!」とファンが生まれることもあります。
ただし、あまりに暗いポスト内容だと反応に困ってしまう人も多いので、あくまでネタとして明るくポストしましょう。
有益な情報を発信する
フォロワーに有益な情報を発信することで注目度と信頼が上がります。
自分で発信できなくても、有益な情報を引用して自分の意見を述べる でも効果はあります。
普段のポストのネタ探しのためにも、情報を発信してるアカウントは押さえておくと便利です。
これらの自分自身の発信やコミュニケーションを繰り返していくことで少しずつ周囲からの反応が増え、ファンが生まれてくるというのが私の考えです。
最後に、ファン獲得に有益アカウントとサービスを紹介します。
ファン化に関する有益なアカウント
人気VTuberを目指す方向けに、伸ばし方・ブランディング術を徹底分析して発信しているアカウントです。
普段は配信者さんの動画編集・企画・SNS運用・サポートをしており、発信内容も有益なものが多いです。
↓の記事はプロのニボシさんのノウハウが無料で読めます。
特にVtuber準備中の方は必読の内容です!
VTuber準備中にやっておくべきX(旧Twitter)活用法|ファンゼロから始める注目の集め方
X(旧Twitter)の最新情報や運用ノウハウなどを発信されているアカウントです。
初心者から上級者まで役立つX活用術を発信されているので、Xで集客する上で便利な情報を提供されています。
YouTubeで動画投稿もされているので確認してみてください。
私の書いたものとは違う切り口で、とても納得できる内容でした!
ファン獲得に有益なサービス

ココナラは日本最大級のスキルマーケットです。
特にVtuberにとってイラスト関連の品質を上げることでファンが付くこともありますので、アイコン依頼や一枚絵など新しく依頼するのもいいかもしれませんね。
他にも動画制作やMV依頼など、ネットで活動する人にとって必須といえるサービスなので、未登録の人はこの機会にぜひ登録しましょう。Googleアカウント連携等で無料で登録できます。

SocialDogは国内ユーザー数No.1のSNS運用ツールです。
集客やフォロワー分析、認知拡大、SNS運用の自動化、効率化などすべてSocialDogで行えます。
活動とSNSの併用に時間が足りない!という方はぜひ検討してみてください。
無料プランから企業向けの有料プランまで幅広く対応しています。
まとめ
今回はSNSでファンを獲得するための考えや例を紹介しました。
色々書いた中で特に重視すべき点はファンとの交流です。
配信やSNSを通じて多くの方と関わることで認知され、人が付いてくると感じています。
当記事ではVtuber向けに書きましたが、クリエイターや一般人でも再現できると思います。
今回紹介した有益なアカウントやサービスもチェックして頂いて、少しでもこの記事が誰かの役に立てれば嬉しいです。
以上、Vtuberがファンを獲得するための記事でした!
いいねボタンや感想のコメント、SNSでの拡散してくれると大変うれしく思います💕

