秋古馬GⅠ初戦 伝統の天皇賞秋が目前となりました。
昨年の三冠牝馬リバティアイランド、前回有馬記念の覇者ドウデュースを筆頭にGⅠ馬6頭を含む15頭が出走予定となっています。近年では珍しく、今年は三歳馬の出走はありません。
また、GⅡ2勝ながら鞍上ルメール騎手、舞台は整ったレーベンスティールが2番人気予想となっております。
天皇賞秋の傾向としては
・内枠有利、大外枠の成績は不振
・実力決着になりやすい
・過去10年6歳以上の馬は【0-0-0-47】と全滅(今年の該当馬はノースブリッジのみ)
予想する際の参考にしてみてください。
天皇賞秋は年間で1.2を争う好きなレースです。
過去の天皇賞秋の私の好きなレースを3つ紹介します。どれも熱いレースなのでぜひご覧ください。
2021年 天皇賞秋 1着 エフフォーリア (三番人気 単勝3.4倍)
三冠馬コントレイル、古馬マイルGⅠ完全制覇のグランアレグリアを振り切って皐月賞馬エフフォーリアが三強対決を制した2021年の天皇賞秋。
最後の直線でグランアレグリアが先に抜け出すと、それにエフフォーリア、コントレイルが続きます。
ラスト200mでは完全に三頭の争いになり、真ん中から抜け出したエフフォーリアが押し切ってゴールイン。
三歳馬の天皇賞秋の勝利は19年ぶりの偉業となりました。
また、ここで争った三頭は
グランアレグリア→次戦マイルCS勝利
コントレイル→次戦ジャパンカップ勝利
エフフォーリア→次戦有馬記念勝利
レース後の結果も含め、伝説の天皇賞秋となりました。最終直線は1:32~
2008年 天皇賞秋 1着 ウオッカ (一番人気 単勝2.7倍)
ウオッカとダイワスカーレット 伝説の天皇賞秋。長い間一番好きだったレースです。ていうかもうこのサムネが既にかっこよすぎるんだよなぁ。
同じ年に生まれた2頭の名牝。牝馬として64年ぶりに日本ダービーを制したウオッカとそのウオッカを桜花賞でやぶり牝馬二冠を達成、さらに3歳でエリザベス女王杯をも制したダイワスカーレット。生涯5度目の直接対決にして最後の戦いは、わずか2センチ差が勝敗を分けた。コースレコードおよびレースレコードを0.8秒更新する1分57秒2でウオッカが優勝した。
宿命の女傑ライバル決戦!ウオッカ vs ダイワスカーレット【天皇賞・秋2008】概要欄より引用
ウオッカとダイワスカーレットは永遠のライバル。その二頭の代表とも言えるレースがこの天皇賞秋です。
ウマ娘など競馬界隈ではネタにされがちな「大接戦ドゴーン!」という迷言はこのレースから生まれた言葉です。青嶋アナウンサーの実況も本当に素晴らしいです。
ちなみにこのレースはレコードを更新していますが、なんと9着までレコード更新という凄まじくレベルの高いレースとなりました。
最後の直線の盛り上がりが半端じゃないです。競馬ファンでなくともぜひこのレースは見てもらいたいです。
最終直線は2:52~
2022年 天皇賞秋 1着 イクイノックス (一番人気 単勝2.6倍)
イクイノックスが勝利した2022年の天皇賞秋。
一番好きなレースです。もうスタートからゴールまで全部好きです。
この時、7番人気のパンサラッサがスタートから尋常じゃないペースで逃げます。マークも付いておらずフリーで走ったパンサラッサは終始差を広げていきます。
最後の大ケヤキを超えたところで確認できたリードで誰もが思ったはずです。逃げ切ったと。
しかし、怪物イクイノックスが強襲し、最後の最後で躱します。
この時勝った馬はイクイノックスですが、主役はパンサラッサだったと私は感じています。それほどまでにパンサラッサの大逃げは熱く訴えるものがあります。
このレースで一着のイクイノックスは、この天皇賞秋の勝利を皮切りに海外含むGⅠ6連勝、歴代獲得賞金2位となり、パンサラッサもこの後海外GⅠサウジCで勝利し歴代獲得賞金5位となり文字通り伝説の天皇賞秋となりました。国民全員に絶対に観てほしいレースです。
今年はどんなレースになるでしょうか。今から楽しみですね!
良かったらコメントで皆さんの好きな天皇賞秋の思い出なんか書いてくれると嬉しいです。
最後まで見ていただきありがとうございました♡