下半期のマイル王座決定戦、マイルチャンピオンシップが目前となりました。
2022年の覇者セリフォス、2023年の覇者ナミュールに加え、初GⅠ制覇に燃えるソウルラッシュ、デビューから今まで連対率100%のブレイディヴェーグ、そして今回欧州最強と言われているイギリスのチャリンが参戦予定となっています。
海外馬は日本競馬に合わないという風潮がありますが、今年のマイルGⅠ安田記念はロマンチックウォリアーが制しています。加えてチャリンが下してきた相手は、どの馬も海外でGⅠタイトルを獲る馬ばかりで軽視できません。
日本勢が意地を見せられるか、今から楽しみですね!
簡単なマイルCSのレース傾向ですが
・末脚勝負になりやすい
・社台系生産馬が強い
・馬体重~479kgまでの馬格の小さめの馬の好走が多い
などが挙げられます。参考までに。
それでは過去のマイルCSの名レースを振り返りたいと思います。
2020年 マイルチャンピオンシップ 1着 グランアレグリア(一番人気 単勝1.6倍)
グランアレグリアがこの年の安田記念を勝利し、同レースも勝利して春秋マイルGⅠ制覇を成し遂げた2020年のマイルチャンピオンシップ。
圧倒的一番人気に支持され、他馬の徹底的なマークを一蹴するような豪快な勝利でした。
終始マークされて進路を塞がれるグランアレグリア。残り150m付近でようやく進路が確保できたところで鞭を一発。一気に加速してゴール。
他の馬たちが完璧な競馬をしていただけに、理不尽とまで言われた勝利。
最終直線は4:40~
2022年 マイルチャンピオンシップ 1着 セリフォス(六番人気 単勝9.2倍)
当時三歳馬のセリフォスがシュネルマイスター、ソダシなどの強豪たちをまとめてなぎ倒した2022年のマイルチャンピオンシップ。
内で争う各馬たちを大外から置き去りにする末脚でまとめて捉えて1馬身の着差をつけてゴール。
よっぽど興奮したのか、岡安アナウンサーの実況 1:35らへんの「一番外からセリフォスゥゥ↑↑」がめっちゃ笑いました。競馬実況界にしっかり爪痕残しましたね。
勝ったセリフォスは6番人気、2着のダノンザキッドは8番人気と小波乱の結果となりました。
このレースでも出走していたセリフォス、ソウルラッシュは今年も出走予定です。
最終直線は1:13~
1998年 マイルチャンピオンシップ 1着 タイキシャトル(一番人気 単勝1.3倍)
最強マイラー タイキシャトルが圧倒的一番人気に支持され、圧倒的勝利を飾った1998年のマイルチャンピオンシップ。
逃げ馬たちを見る形で道中すすめ、最終コーナーで差を詰めてから直線を向いて加速。なんとマイルGⅠという舞台で5馬身差の圧勝をして見せました。マイルでこの着差はえぐいです。まさに横綱相撲と言ったレース。実況の「強い!強い!何とも言いようがない強さ」という言い回しも納得です。
最終直線は1:56~
今年はどの馬が勝つのでしょうか。上位メンバーの実績は確かですが、マイル戦はスタートダッシュを決めて好位を走れた人気薄の馬にも十分チャンスはあるので、少し波乱にも期待したいところですw
最後まで見て頂きありがとうございました!