牡馬クラシック 最後の一冠 菊花賞が目前となりました。
今年の菊花賞はダービー馬 ダノンデサイルこそ出走するものの、皐月賞馬不在、条件戦からの上がり馬多数と個人的に役者が不足している印象です。
その中でもダービー馬ダノンデサイルを筆頭にクラシックで好走していた馬が勝つのか、上がり馬の下克上があるのか注目したいですね!
菊花賞のおおまかな傾向としては
・世代戦で各馬の実力差が大きい為、人気決着になりやすい
・3000mの長距離戦のため、ルメール騎手、武豊騎手など経験と実績のある騎手を買うのが定石
・枠順に大きな差はない
などが挙げられます。予想する方は参考にしてみてください。
今年は三冠馬の資格を持つ馬はいませんが、過去の菊花賞の三冠馬のレースを振り返っていきたいと思います。
1994年 菊花賞 1着 ナリタブライアン (一番人気 単勝1.7倍)
ナリタブライアンが三冠を達成した1994年の菊花賞。
シャドーロールの怪物の異名を持ち、皐月賞、日本ダービーと二冠を制したナリタブライアン。しかし、三冠がかかる菊花賞の前哨戦ではまさかの敗戦。さらに兄ビワハヤヒデが前週の天皇賞・秋でレース中に故障するなど逆風の中、圧巻の競馬で押し切った菊花賞。
前年の兄 ビワハヤヒデのレコードタイムを更新し、7馬身差をつけ圧勝。
最終直線は3:40~
2005年 菊花賞 1着 ディープインパクト (一番人気 単勝1.0倍)
ディープインパクトがシンボリルドルフに次ぐ史上2頭目の無敗の三冠を達成した2005年の菊花賞。
当日の単勝オッズはほぼ類を見ない1.0倍と「元返し」になるくらい支持されていました。
しかし、横山典弘騎手が手綱を握った6番人気アドマイヤジャパンの奇策により最後は接戦となり、最後の最後で躱して一着となりました。
ディープインパクトと言えば競馬をやらない人でもその名前を聞いたことのある名馬ですが、「まくり」という脚質が一般化したのもこのディープインパクトの走りが語源とされています。最終コーナーの脅威のまくりをぜひご覧ください。
2011年 菊花賞 1着 オルフェーヴル (一番人気 単勝1.4倍)
オルフェーヴルがディープインパクトに続く史上7頭目の三冠を達成した菊花賞。
「金色の馬体が弾んでいる」「これを追う者はなし」など名実況が生まれた菊花賞。大外に持ち出して力ですべてをねじ伏せる姿は圧巻です。
オルフェーヴルは歴史的名馬ですが、その気性の荒さから暴君、暴れん坊将軍、激情の三冠馬など穏やかでない異名を複数持っています。ちょっと面白いですよね。
最終直線は3:30~
今年の菊花賞は人気決着か、波乱か。どちらにしてもクラシック最終戦 盛り上がっていきましょう。
良かったらコメントで皆さんの思い出の菊花賞を教えてください。
最後まで見ていただきありがとうございました♡