皆さんはX(旧Twitter)の利用制限やシャドウバンについてご存じですか?
多くの方は制限を気にせず利用されていると思いますが、特定の活動者や頻繁に拡散している方は制限になったことがある方もいるかもしれません。
また、意図せずバズってしまい対応していたら制限にかかってしまった なんてことも良くあります。
今回はXを利用する上でのエンゲージメントの上限やシャドウバンについて解説と対策を書いていきます。
目次から気になる所だけでも参考にして快適に利用していただけたらと思います。
各アクションの上限数
まずはこちらの画像をご覧ください。
各アクションの上限数をまとめた画像です。(引用元 咲耶有紀様 Xアカウント)
画像に15分あたりの上限や1時間あたりの上限とありますが、15分にいいねを50超えてもすぐに制限されるわけではありません。15分で200いいねをすることもできますが、その場合1時間以上時間を空ける必要があります。ほかのアクションも同様です。
24時間あたりの上限数とありますが、これは1日毎にリセットではなく24時間内の上限が決まっていて、時間経過とともにアクションできる回数が補充されるような感じです。ソシャゲのスタミナ制をイメージしてもらえばわかりやすいと思います。
また、画像にはフォロー数の上限数が書かれていますがフォロー解除も対象になります。
これが結構盲点で、フォロー整理をまとめて大量に行うと制限をもらう可能性があります。
FF比率のためにフォロー整理は必要なので私もよくやりますが、一度にやらずこまめに行うことをお勧めします。
画像の注意事項にもありますが、これらの上限数は明確な数値ではなく目安です。上限に達していなくてもXからスパムやBOT操作を疑われると制限をもらってしまいます。
ギリギリを攻めずに余裕を残しつつアクションをするのが安全と言えるでしょう。
各アクションを過剰に行ったり、Xから不適切と判断された場合に利用制限やシャドウバン状態になってしまいます。
ここからは利用制限やシャドウバンについて説明します。
利用制限について
Xの利用制限には大きく分けて2種類あります。
一時的な制限
一時的に特定のアクションのみが制限される場合があります。いいねの場合はいいねを押してもすぐに消えてしまう状態になります。
フォロー上限の場合は以下のような警告が出ます。
一度に大量のフォローを行うと一時的に制限され、数時間フォローのみ出来なくなってしまいます。
その他のアクションも同様に特定のアクションのみ一時的に制限を受けてしまいます。
数時間で解消される制限ですが、アカウント制限を引き起こすことがあります。
アカウント制限
↑の一時制限中にも関わらずフォローやいいねをしたりするとアカウント自体が制限されてしまいます。また、一時的な制限を経由せずにいきなりアカウント制限を食らうケースもあります。(恐らくアカウント信頼度に依存すると思われる)
アカウント制限された場合は以下のような警告が表示されます。
アカウントが制限されてしまうと、特定のアクションだけでなくすべてのアクションに1日~3日間の制限がかかります。(タイムラインを閲覧することは可能)
アカウント制限までの例
話が逸れますが、#いいねした人フォローする というハッシュタグが流行り、それに便乗したユーザーがアカウント制限にかかってしまったという例をいくつか見ました。一名是非晒してほしいと申し出があったので紹介させて頂きます。
ハッシュタグを使い、いいねした人をフォローするブラン・アラモードさん。
しかし彼女の目的は相互関係でした。いいねした人をフォローはしましたが、フォロバがなかった人を数日後に一斉にフォロー解除したところ
このように。ブラン・アラモードさんはフォロー解除の過剰動作で規約に引っかかってしまいましたが、過剰フォローも同様に制限を食らいますので注意してください。
皆さんはこうならないようにしてください。
アカウント制限になった時の対処法
アカウントが制限されたとき、もっとも有効な対処法は大人しく待つことです。
「試しにいいねをしてみる」のもやめましょう。制限が解除されたか気になるのも分かりますが、大人しく待ちましょう。制限が解除される前にいいねやフォローなどをすると、アカウントが永久凍結されてしまう可能性があります。
シャドウバンについて
シャドウバンは自分の投稿やアクティビティが他のユーザーのタイムラインに表示されなくなる状態を指します。不適切な行為やツイートを行ったユーザーに与えられる一時的なペナルティで、影響力や可視性が著しく低下することになります。
アカウントがシャドウバンされても、直ちに凍結されたり、公式から通知が届くわけではありません。気づかないうちにいつの間にか受けてしまうことからシャドウバンと呼ばれています。
シャドウバンは4つ種類があり、それぞれ異なる挙動となります。
Search Suggestion Ban(サーチ サジェッションバン)
Search Suggestion Banは、ポストの検索表示の優先順位が下げられます。また、ポストが不適切(センシティブ)コンテンツの扱いを受けます。よって「センシティブな内容を含むものを表示しない」と設定しているアカウントには、ポストが表示されなくなります。
これは検索表示におけるペナルティであり、タイムラインには影響しないのでペナルティ程度は比較的軽いです。
Search Ban(サーチバン)
Search Banになると、あなたのポストは検索結果に表示されなくなります。ハッシュタグを付けてポストした場合でも同様で表示されません。
検索からの流出が見込めなくなるため、トレンド情報をポストしているアカウントにはとって痛手となります。普段からトレンドを含むポストをしていないユーザーには大きな影響はありません。
Ghost Ban(ゴーストバン)
Ghost Banになると、自身のリプライが第三者から見えなくなります。リプライを送った自分と、送られたユーザーにしか見えません。認知のためにリプライを行うユーザーにとって致命的な規制となります。
Reply Deboosting(リプライ デブースティング)
Reply Deboostingになると、リプライが「さらに返信を表示する」の中に隠される状態になります。ただ、ポストをしているユーザーをフォローしている人には、普通にリプライが見えますので、フォローしていないユーザーからの認知が取りにくいということになります。
「さらに返信を表示する」を押下することで誰でも見ることができるようになりますが、相手に通知が届かない可能性があります。
シャドウバンになっているか確認する方法
前述したとおり、シャドウバンは告知なしに知らない間にかかってしまいます。
急にインプレッションが下がったり、周囲からの反応が減ったらシャドウバンを疑いましょう。
自分がシャドウバンかどうかを確認するには、シャドウバンチェッカーを使用します。
こちらのサイトのUser欄の@_____に自分のユーザーIDを入力してCheckを押します。
すべての項目が緑色になり✔マークが入れば問題ありません。
シャドウバンになっていた時の対処法
こちらも制限同様、時間経過が最適となります。
しかし、もし普段のポストに複数のハッシュタグを含んだ投稿やURLだらけの投稿、攻撃的な投稿などを行っている場合はそれらが原因でシャドウバンになっている可能性があります。
疑わしいポストを削除し、解除されるのを待ちましょう。通常、解除まで72時間かかると言われています。
アカウント制限、シャドウバンになる確率を下げる対策
ここまでアカウント制限やシャドウバンについて説明しましたが、共通して言えるのはなるとめんどくさいし時間がかかります。
そこで、普段私が気をつけてる点を共有していきたいと思います。
画像は私のアカウントの1か月のアナリティクスです。活動内容もあってXをかなり利用していますが、アカウント制限はまだ一度もなっていません。(シャドウバンはアカウント開設後の1か月間のみ)
文章を定型文にしない
Xでは同じ内容の投稿を頻繁に行うとBOTを疑われ規制が入ります。
これはポストでなくリプに対しても同様で、「おはようございます」という文章を一度に複数人にリプを送ると制限を食らう可能性があります。
対策としては、「おはようございます🌄」「おはようございます🌻」と若干変化を加えたり、「おはよう+一言」という風に投稿内容が被らないようにすれば疑われる可能性は低くなります。
応援活動をされている方は多くの活動者にリプを送る方もいらっしゃると思いますが、コピペの定型文を控えると多少安全性が増すと思います。
また、ハッシュタグを複数含んだ投稿を連投するとスパム扱いを受け制限を食らう可能性が高くなります。
ポストするたびにハッシュタグをつけるのが習慣となっている方は注意してください。
一度にまとめてやらない
一番上の行動上限がある通り、15分ごとや1時間ごとの上限が決まっている仕様の為、決まった時間にまとめてXを利用するのではなく1日に数回にわけて利用するのが理想です。
環境によってどうしても1日1回しか触れないのであれば、同じ動作をまとめて行うとリスクが高い為いいね、リポスト、返信などを交互にやるとまだマシかもしれません。
攻撃的な内容や誤情報を投稿しない
当たり前のことですがやめましょう。複数のユーザーからブロックや通報されることでアカウント制限やシャドウバンになる可能性があります。
ネットリテラシーについてはこちらの記事を参照してください。
最後に
最後まで見ていただきありがとうございました。
内容が暫定的なので後日内容に変更を加えるかもしれませんが、いったんこちらを参考にして利用していただければと思います。
よろしければいいねやコメント、記事の拡散をお願いいたします。
参考にしたサイト
協力していただいた方
咲耶有紀様
ブラン・アラモード様